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「あぁ〜…やっと終わった!」
椎度は腕をぐっと伸ばし、背伸びをしながら言った。
「椎度君…まだこっちが残ってるわよ…?」
有栖川はか細い声でそう言い、自分の未点検の担当分を指した。
「…よし、やるか。」
すっかり疲れきった椎度は、文句を言う元気もなくなってきている
ようだ。
そんな椎度の態度につられてか有栖川も深いため息をもらした。
「まさか私達だけとは思わなかったわ…。
今日という日だから何人かは来ないだろうとは思ってたけど…今頃
帰ってイブを満喫してる頃ね。」
黙々と点検を続けながらそう言ったが、有栖川も早く帰りたいとい
う気持ちが顔に出ていた。
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