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 二人の奮闘で残りの点検は30分ほどで終わった。
そして二人は図書室を後にする。
時刻は5時半を回っていた。

 誰もいない昇降口は暗く、大分冷え切っていた。
二人とも学校指定のコートを羽織っているが、それでも寒そうだ。
二人の足音が薄暗さにこだまする。
「ああ寒い…このまま家に帰ってゆっくりしたいっての。」
 鼻をすすりながら椎度は言った。
「帰ってもいいわよ…そのかわり華子ちゃんの3時間耐久お怒りト
ークが待ってると思うけど。」
 有栖川の一言は椎度を震撼させたようだ。
「そ…そりゃ勘弁!仕方ない…さっさと行くとするか。」

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