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 二人は校舎を出ると、小走りで目的地に向かった。
空は暗く、厚い雲がやさしくつつんでいる。
これからのことを見守るかのように…

 空を優しくつつむ雲は、一層厚みを増す。
町中が待っていた瞬間がやってきた。
空から舞い落ちるマシュマロのような白いもの、雪だ。
 その頃、椎度は待ち合わせ場所であった広場にいた。
広場の中央にある時計塔は5時58分を指している。
「お、雪降ってきたな。」
 椎度は鼻の頭に落ちてきた雪に気づき、空を見上げた。
「天気予報どおりホワイトクリスマスね…。」
 有栖川も空を見上げて言った。
「華子のテンションがますます上がるなこりゃ…。
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