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「まったく…。」
 華子達が店を出たのを確認した後、ため息をひとつつき立ち上が
った。
 テーブルの領収書にはケーキやパフェ等の甘いモノが名を連ね
ていた。
ほぼ華子が頼んだものだ。
「さてと…さっさと済ませて帰るかな。」
 椎度は一言つぶやくとレジに向かった。
 店はまだまだ混雑していて騒がしい。
しかし椎度からすれば、華子より騒がしい者はいない。
 ふと、椎度は自分の格好に気づいた。
「あ、コート忘れた。」
さっきまで座ってた席にコートだけが未だに居座っている。

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