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「あいつに聞いたのか…?俺の名前。」
「そうです。私、あなたのこと沢山聞きました。あなたが無類の読
書好きであるところ、夢、いつもふて腐れたような態度をとってる
けど本当は素晴しい考えを持ってること…凛ちゃん、楽しそうに語
ってくれました。」
「へえ…でも、名前だけでよく俺だってわかったな…。」
 相手の顔を見ず、足元で積もった雪を蹴りながら椎度は言った。
「プリクラ、見せてもらったんです。やっと一緒に撮ってくれたっ
てすっごく喜んでました。」
 そういうとポケットから一枚の小さなプリクラを取り出して椎度
に見せた。そこには眉をひそめてそっぽを向く椎度と、元気そう
にピースをする楽しそうな少女が写っていた。
「昨日、椎度さんを見て、見たことある顔だなって思ったんです。

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