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「ふふ…凛ちゃんっていっつも周りのこと考えちゃうからなかなか
自分のことできないのよね…。」
有栖川は微笑みながらそう言った。
「逆に俺はやりたくないことを今さっき任されたと…。」
椎度は眉を潜め、腕組みをしながら言った。
「いいじゃない…あの笑顔は椎度君が手伝ってくれなかったら見れ
なかったわよ…?」
「しらねえ…で、図書委員の仕事ってどんなことすればいいんだ?」
「…とりあえず座っていれば…。」
「え…。」
桜舞う空はオレンジ色が混ざりこみ、遊雪町は夕暮れを迎える。
「…ところで、あいつどこ行ったんだ?」
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