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「文通で知り合った子と会うって言ってたわ…。」
「へえ…。」
 カウンターに頬杖をついて、本のページを見てはすぐめくってい
る。椎度はどこか落ち着かないようだ。
「…椎度君?凛ちゃんのこと…そんなに気になる…?」
 あまりに落ち着きのない椎度にさすがの有栖川も心配になってき
たようだ。
「ん…いや…なんか異様に気になるだけ。」
「十分なほど気にしてるってわけね…。」
 有栖川は思わずふっと笑ってしまった。
「笑い事じゃねえ…。なんか、今日アイツの顔あまり見てないから
かな…いつもこの時間はいるのが当たり前だったから…。」
 椎度は頭をぽりぽりとかきながらそう言った。

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