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「あの子…似てるわよね…。重なってるでしょ…凛ちゃんと…。」
椎度の目線に負けることなく、有栖川は言った。すると椎度は、
ふうっと一つため息をついて言った。
「知らん…。似すぎて気には障るが、特にどうとも思わない。」
「そうなの…。何を話してたか知らないけど…面影だけを追いかけ
るようなことはやめてちょうだいね…。」
「…きれるぞ。」
「ここで…?そんな勇気あるのかしら…。」
大人っぽい店内はおしゃれな若者やOLがおしゃべりをしながら
ケーキやコーヒーを口にしている。こんなところで何か行動を起こ
せば白い目で見られることは確実だ。
「…これ食ったら俺は帰る。金はここに置いてくから。」
椎度はそういうと1000円を伝票の上に乗せた。
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