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「おう。お前も故障しないように気をつけろよ…。」
 そう言ってハヤテは、グラウンドを去って行く。信高はその姿を
どこかもの悲しげに見送った。

―――「…どうしてもピッチャーとして野球をやりたいのかい…ハ
ヤテ君…。」
「この右腕で…ですけどね。」
「最善は尽くす。そのかわり、夏に間に合うかは保障できない。」
「…間に合わせます。」

 ハヤテは、町の中央にある総合病院に週一度のペースで通ってい
る。この病院に勤めるあるトレーナーの元でリハビリに励んでいる。


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