Back / 目次 / Next

「そっか。でも、本当に来てくれて感謝してるの。それじゃ行きま
しょうか。」
 微笑を浮かべた星子の姉は、そのまま食堂へと向かう。そして椎
度は後をついて行く。
 食堂までの道のりは、椎度にとって短いようで長かった。歩いてい
る間、有栖川の言葉が頭の中でこだまする。

『重なってるでしょ…凛ちゃんと…。』

『面影だけを追いかけるようなことはやめてちょうだいね…。』

「あ…椎度君!来てくれた!」
 いつの間にか食堂についていた。椎度の心拍数は上がった。

(62)

Back/目次/Next




Present by Milk Cafe*