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「椎度〜あそこのお店!たいやき食べたい〜!」
「おっと…了解了解…。」
椎度は、星子の言葉に答えるが、車椅子を押すことで精一杯のよ
うだ。
祭りは大分賑わいだし、人であふれている。車椅子は思ったより
道の幅を取ってしまう。さらに地面はレンガ敷きのため、でこぼこ
して思うように進まない。
椎度は周りの目が気になった。
見られている気がする。
ふと、急に恥ずかしいと思う気持ちが椎度の心に生まれた。そう
思う椎度とは逆に、星子は楽しそうに出店を見ている。
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