Back / 目次 / Next
「なあ星子…他にもたいやき屋はあると思うから…もう少し先まで
いかないか?」
「ん?いいよ。じゃあ椎度さんにまかせ…
そう星子が言いかけた瞬間、前から歩いてきた2人組の女の子が
星子の車椅子に足をぶつけてしまった。
「痛って…ちょっとさーマジ邪魔なんだけど!!」
足をぶつけてしまった女の子が不満そうな顔で星子を見る。
「あ…ごめんなさい…。」
星子は反射的に謝ってしまった。相手の顔を見つめる瞳は動揺し
ている。
「は?歩けないなら祭なんか来んなよ。祭楽しみたい人の邪魔だよ?
少しは気づいてほしいよねー…超自己中。」
女の子は、わざとらしく足をさすりながら言った。もう一人の女
(76)
Back/目次/Next
Present by Milk Cafe*