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「それにしても車椅子は大変だな。乗ってる本人も、押す人も。」
「どうして?」
「ん?ほら、駅前のレンガ敷きの地面、押してて結構むずかしいか
った。なんか思うように動いてくれないっていうかさ。それにさっ
きのトイレもそうだ。段差ってのは俺たちからしたら簡単に乗り越
えられるけど、車椅子じゃそうはいかない。」
「そうだね…。でも、私はお姉や椎度がいるから大丈夫だよ。」
「そうか…?ありがとよ。」
椎度は照れながらもそう言ったが、内心は複雑だった。
椎度は星子に微笑みかけた。
…―――「椎度君、今日はありがとうね。」
椎度は、無事一日を終えることができた。
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