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「またね椎度。」
そう言って、星子は無邪気に手を振った。その手に椎度も小さ
く手を振った。
そして、徐々に窓が閉まり、車は出発した。
「…またな。」
――――――――――…・・・
「明日は大晦日か…。」
椎度は宿題をやる手を止め、お茶を一口飲むとカレンダーを見
つめた。
すでに外はもう暗闇につつまれて、雪だけがひときわ目
立った。ベッドに転がっている目覚まし時計はデジタル表示でP
M8:03と表示していた。
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