Back / 目次 / Next

「おっと…そういえば牛乳あったっけ…。」
 椎度は独りつぶやき、キッチンへ向かった。
「やっぱきらしてる。ちょっくら行ってくるか…。」
 椎度は、冬によく牛乳を温めて飲んでから寝ることが多い。
 マフラーとジャンパーを着込み、手袋して防寒をすると、コン
ビニへと出かけた。

…―――コンビ二は早くも正月関連の商品が並んでいる。
 椎度はさっそく赤い牛乳パックを手にとるとパンのコーナーも
覗いた。そしてひとつあんぱんを手に取った。その瞬間背後に人
影を感じた。
「お前、甘いもの好きだったか…?」
 椎度は肩を叩かれ、振り返った。

(85)

Back/目次/Next




Present by Milk Cafe*