Back / 目次 / Next

かった…。しかも、凛を死に追いやったやつを好きになりそうだ
った…。こんな俺にそんな資格なんか…
「馬鹿!」
 華子は椎度に大きな声で言った。
「馬鹿でいい…俺は…こんな俺は…。」
 椎度の顔がくしゃくしゃになり、目に涙があふれた。
「馬鹿…。」
「…!」

 華子は椎度を抱きしめていた。
「なんでそんなに溜め込んじゃうのさ…。あんた…もういいんだ
よ…?椎度は椎度じゃない…。それに、椎度がそんなんじゃ凛ち
ゃんだって天国で心配で見てらんないよ…!」

(107)

Back/目次/Next




Present by Milk Cafe*