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――2004年 6月

 湿っぽい雨が降る月曜日。
どうにもできない蒸し暑さからやる気を奪われる季節だ。

 高校に入学して3ヶ月、影知は一日を未だにぼんやりと眺めていた。
今日もただ、頬杖をついて梅雨空を眺めていた。

「ねえ、あんた。むすっとしてておもしろい?」
「…。」
「ねえ、聞いてる?」
「…俺?」

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