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――静まり返った店内の端だけに灯りが灯っている。

「へえ。バンド、断っちゃったんだ。」

「…馴れ合いは好きじゃないんで。」

 影知は五線譜に記された旋律を、ただ弾き続けながら言う。

「随分上達したのに、もったいないなあ。」

「…俺は独りでいいんです。」

 そう言う影知の瞳が、店長には悲しく映った。

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