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 店長はコップに手をあて、握る仕草をしながら言う。

「でもね、色んな人と、色んな音を奏で合う楽しさも知って欲しいんだ。
 色んな音楽を知って、音楽から人を知って欲しいの。」

「…でも嫌な奴と組むのは嫌だ。」

「それもそうね。でも、まだその子達のことを何も知らない。もしその子達
 のいいところが見えてきたら、私は嬉しい。」

「…。」

 店長は小さな掛け時計を見上げた。

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