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・・・…――― 7月1日

Cafe's Dear

「さあ、今日も店じまいね。影知君ブラックボードお願いするわ。」

「…はい。」

 店の掛け時計は午後6時を少し過ぎていた。
 影知は店のドアを引く。扉の上部に取り付けられた鈴の奏でる
小さな音は、商店街に静かにかき消された。
 影知はブラックボードをしまう時に見る、商店街の風景が好きだった。
煩すぎない人通りに点々と灯る店の灯りを少し、ぼうっと眺めた。

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